離婚関連のサイトを見ると、女性のために書かれているものがほとんどです。
男性目線で離婚の準備について書かれているものはほとんどありません。
ですが、男性にも離婚するまでにやっておくべき準備があります。
ここではそんな男性が離婚のためにしておくべき準備について具体的にお教えします!
そもそも、男性が離婚するための準備としてやるべきことに、本当に離婚していいのかどうか考えるというのがあります。
妻から離婚したいと言われたり、自分から離婚したいと言った時に本当に離婚したいと思うのかどうかということを自問自答してみましょう。
心の奥底でもう一度やり直したいと思っていたら、勢いだけで離婚してしまうと後になって後悔してもしきれません。
男性が離婚するまでにやるべき準備に財産について知っておくというのがあります。
ほとんどの男性は預貯金や、その他の資産について奥さんに任せっきりということが多いです。
中には自分がどういった保険に入っているのか、貯金通帳がどこにあるのかさえ知らないという男性もいます。
実際のところ、奥さんの方が家にいる時間が長いことが多いので、日ごろの買い物や光熱費などについては奥さんが管理した方が効率がいいので、一概に悪いとは言いきれません。
ただ、男性側も自分の財産がどうなっているのか分からないと、離婚の際全ての財産を奥さんに持って行かれる可能性があります。
それに、奥さんがこっそりと財産を隠している場合などその財産を分けて欲しいと言うことができなかったりします。
そのため、自分と奥さんの財産についてしっかりと知っておくことが大切です。
男性が離婚準備としてするべきことに、離婚後の生活のために貯金するというのがあります。
離婚すれば奥さんとは一緒に生活しなくなります。
今一緒に住んでいる家に自分が住むのか、奥さんが住むのか、処分して両方が出て行くのか…など考えておかねばなりません。
自分が家に住み続けるのなら別ですが、家を出る場合は新しく住みなおすための、家賃や家電や家具代、引っ越し代などを準備する必要が出てきます。
また、離婚前に別居という形をとることもあるでしょう。
その場合は、別居する際に貯金する事をオススメします。
別居後に貯金を始めることで、その貯金は自分の固有財産になります。
これは、例え婚姻関係が続いていた場合であっても、別居後に関しては夫婦が協力して得た財産ではなくなります。
離婚するとなると、家を譲る場合は、自分がすみ直すため引越しなどの費用もかかりますので、離婚後の生活を安定させるためにも貯蓄はしっかりしておきましょう。
お子さんがいる場合だと、離婚の準備として親権をどうするか話し合う必要があります。
現在、現在、日本の法律では離婚後の親権は父か母または養子縁組を結んだ養親いずれかしか持つことが許されていません。
親権者をどちらにするのかはお子さんの将来に関わる重大なことなので、弁護士などの専門家に相談するなどした上でしっかりと話し合って決めましょう。
もし、話し合いがまとまらなかった場合には調停や裁判になる場合もあります。
親権者が決まったら、養育費をいくらにするか、どうやって支払うのか話し合う必要があります。
基本的に養育費はお互いに負担すると決まっていますが、その家庭の状況に応じ、負担方法を決めることになります。
養育費の金額については、家庭裁判所が提示している算定表を参考にすることができます。
また、養育費をいつまで支払うのかという期間を決める際には、お子さんが大学まで進むかどうかなどを考慮する必要があります。
親権と同様、この養育費についても話し合いがまとまらなかった場合には調停へ進んでいきます。
もし、離婚後男性側が子どもの親権を獲得した場合には子育てできる環境を作っておかねばなりません。
実際のところ、父親側に親権がわたるケースは10パーセント程度だと言われています。
つまり、ほとんどの場合は母親側に親権がわたってしまうのですが、親権がもらえるとなれば子どもの教育や育児について環境を整えておかねばなりません。
たとえば、まだ小さいお子さんがいる場合だと、離婚前に準備しておくこととして両親に頼む、ベビーシッターの手配をするなどがあります。
また、お子さんが小学生以上の場合だと毎日の食事や生活、学校やならいごとなどをどうするか、離婚前に準備しておかねばなりません。
親権を取れたからと言って安心するのではなく、想像以上に子育ては大変です。
きちんと離婚前に準備しておきましょう。
言いにくいかもしれませんが、離婚すると決まったら上司などに相談しておくことをおススメします。
お子さんを引き取るなどとなった場合だと早退したり休みを取ったりなど、周りの人に迷惑をかけることも増えるでしょう。
そのため、前もって相談しておく方がいいかと思います。
男性が離婚前に準備しておくべきこととは何か、いくつかご紹介してみました。
最も大切なのは本当にご自分が離婚したいのかどうか、はっきりさせることです。
一時の感情で離婚すると決めてしまうと、後で後悔してもしきれません。